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スタインウェイ・ボストン・エセックス 愛知県正規特約店

名古屋ピアノ調律センター

修理

お客様のピアノを丁寧かつ迅速に修理致します。修理工房では、試弾機、低音弦巻き線機、塗装ブースなど一般の修理工房には併設されていない専門機器を揃えて、ピアノの修理全般作業を行うことができます。

ピアノを修理するケース

  • ピアノ購入後15年以上経っており、ピアノを移動する予定がある。
  • 自分の使っていたピアノを子供や孫に使わせたい。
  • 住居を新築するのでピアノも綺麗にしたい。
  • 結婚するので嫁入り道具にしたい。
  • 今、自分のピアノが弾きにくい。
  • 音色があまり良くなくなってきた。
  • 音大受験等、専門的に使っている。

などがあります。

ピアノは楽器である以上、必ず直すことができます。
ピアノの修理をする前に、お客様のピアノの保管状況、
使用状況をお聞かせ下さい。

現状やこれからどのように使うかによっても修理内容が違いますので、まずはご相談下さい。
詳細をお聞きした後、必要ならお見積もりにお伺い致します。(お見積もり料金は愛知県下無料です。)

ピアノの修理必要箇所の例と説明

A. 鍵盤ブッシングクロス交換

ピアノを弾くときに必ず触れる鍵盤は、テコの原理を使って動いており、公園のシーソーのような動 きをしています。1音の鍵盤には2本の金属ピンで支えられており、1本は鍵盤上下運動の支点のために、もう1本は左右にぶれるのを防ぐように使われていま す。その金属ピンを支える部分に、ブッシングクロスが使用されています。よく弾かれたピアノは、鍵盤の上下運動も繰り返し行ったために、金属ピンと擦れて クロスが消耗して、鍵盤に必要以上のがたつきが生まれてしまいます。その消耗したクロスを交換するのがこの作業です。交換した後はブッシングクロスと金属 ピンの隙間が適正かどうかチェックして、修正作業を全鍵盤に施します。

  1. 磨り減ったブッシングクロスを交換するために鍵盤から剥がしました。
  2. 鍵盤フロント部分のブッシングを張り替えます。
  3. バランス部分にも同様の処置をします。
  4. 張替え後の写真です。張り替えた後は、鍵盤を本体に取り付け後、再調整します。

B. バットスプリングコード交換

ハンマーバットスプリングを引っ掛ける“ひも”(バットスプリングコード)が劣化して切れやすくなっているため、交換します。
この紐が切れていると、バットスプリングの機能を果たすことができません。
その仕組みは、ピアノのハンマーは一度弦に当たった後、次の音を出すためにもう一度元の位置へ戻らないといけないのですが、グランドピアノと違ってアップ ライトピアノのハンマーは縦の位置についているためにハンマー単体では戻ることができません。その動きを補佐する役目を果たすのがバットスプリングとスプ リングコードです。ハンマーが元の位置に戻っていないために、演奏上、連打ができなくなるなどの不都合が生じます。また、ダンパーのある箇所ではスプリン グがダンパーレバーに干渉してしまうために、カチャカチャ雑音がする、引っかかって音が出なくなってしまった、などの症状が出ます。

  1. バットスプリングコードが劣化して切れています。
  2. きれいに取り外して、新しいコードを取り付ける準備をします。
  3. コード取替え後、ハンマーを取り付けて位置を再調整します。

C. ハンマー整形

ハンマーとは、弦を直接叩く部品ですので、音を出すにあたり、とても重要な部分となります。弦に触れる部分は、羊毛からできたフェルトですので、ピアノを弾くと、先端部分にだんだんと弦の溝がついてきます。この溝が深くなると、本来のピアノの音色が損なわれてしまいます。
これを直すには、フェルトを少しずつ削って、弦の溝をなくす作業を行います。その後、ハンマーと弦の当たり方を調整したり、針を刺してフェルトの硬さを調整するなど、整音を行うことで美しい音に戻していきます。
ハンマーの消耗が著しい場合や、過去に何度かハンマー整形をしている場合は、ハンマーの取り替え作業が必要となります。

  1. たくさん弾くほど、弦の溝が深くなっていきます。
  2. フェルトを削って溝をとり、ハンマーを平らできれいな状態にします。
  3. ムラなく美しい音にするため、整音を行います。

D. センターピン交換

ピアノの内部は、たくさんの部品が複雑に組み合わさっています。これらの部品と部品とをつなぐ関節部分に、たくさんのセンターピンが使われています。
湿気の影響や経年変化によって、関節が固くなりスムーズに動かなくなることがあります。すると、タッチの反応が鈍くなったり、タッチが重くなったり、時には音が出なくなってしまうこともあります。
反対に、関節がゆるすぎても、部品がガタガタと動いてしまい、動きが正確に伝わらなくなってしまいます。このような場合、センターピンを交換して、関節が適度な固さでスムーズに動くよう調整します。
特に、センターピンが原因でタッチが重くなってしまっている場合、作業前と作業後で驚くほどタッチが変わりますので、とても弾きやすくなります。

  1. 部品と部品の関節部分にセンターピンが使われています。画像矢印の部分です。
  2. これがセンターピン。太さ1.3mm前後が多く使われています。0.025mm刻みで、太さが何種類もあり、適切な太さを選んで交換していきます。
  3. 一度センターピンを抜き、新しく入れるセンターピンの太さを選び、クロスを適度な硬さに削ってから、新しいセンターピンを入れます。

E. 木口交換

鍵盤の手前の部分を木口(こぐち)と呼びます。古いピアノでは、木口が黄ばんできたり、茶色く変色してきたり、反ったり、はがれたりしてくることがあります。このような場合でも、木口だけはがして、新しいものに貼りかえることができます。白くきれいになるので、ピアノの印象がガラッと変わります。

  1. 経年変化により、木口が茶色く変色しています。
  2. 木口を新しく交換し、きれいになりました。

F. 弦サビ取り

長年放置されたピアノや、湿度の高い部屋に置いてあるピアノは、弦にサビが発生していることが多くあります。弦にサビが発生すると、ピアノの音色が損なわれてしまいます。それだけでなく、弦の耐久性が弱くなり、弦が切れる原因ともなります。

グランドピアノ修理再生工程

1. 外装をきれいに磨き上げます。

外装をきれいに磨き上げます。

2. ピアノの鉄骨フレームを取り外します。

フレームを塗装するために、きれいに磨き、塗装の下準備をします。

3. 古いニスを剥がし、響板がきれいになるよう塗装します。

古いニスをすべて剥がし、塗装をし直します。

4. 響板塗装が済んだ後、ピアノ本体に鉄骨フレームを取り付けます。

フレームは非常に重いので慎重に作業します。取り付けた後は、本体にねじ締めをします。

5. フレームを取り付けました。

美しく仕上がっています。

6. 弦を張ります。

ピアノの弦は張力が非常に強く、沢山の弦を張りますので、他の弦楽器に比べて時間、労力のかかる作業です。

7. アクション、鍵盤を取り付ける準備をします。

フェルトの取替えなどの下準備を行います。

8. 新しいハンマーを確認します。

音質感を決める重要な部品なので、取り付け前に再チェックをします。

9. ねじれ、走りなどを確認

アクションレールにハンマーシャンクを付けてねじれ、走りなどを確認します。

10. 新しいハンマーシャンクに、新しい羊毛のハンマーを取り付けます。

取り付け後の音質を考慮して、接着剤には伝統的な膠(にかわ)を使用しています。

11. すべてのハンマーを取り付けました。

ハンマーを取り付けた後、第一整音を行います。整音は、ここだけではなく、この後の作業でも何度か行います。ハンマーの取り付けが終わると、アクションをピアノに合わせる作業(整調)を行います。

12. すべての部品を取り付けて、再調整を行います。

ピアノは木材、フェルトなどを沢山使用しており取り付け時は変化が大きいので、何度も調整作業を繰り返します。

ピアノ修理再生の作業には約1〜2ヶ月かかります。音質に影響のあるパーツはすべて取り替えるため、作業後には新品同様の艶のある響きが蘇ります。